今日は『哲学以前』の緒言「種々の立場における真理」について読みたい
ある事物事象を見る場合、いろいろな立場から見、考える
例えば、常識から言えばとか、科学的に説明すればとか、宗教家ならば、などの制限を付けるのはそれである
と云うことは、それぞれの立場に応じた真理があるということなのだろうか
一人の人間が、いろいろな立場に立つことも可能である
例えば、科学者が芸術家でもあり、宗教家でもあるということも稀ではない
ゲーテのように幅広い領域に関心を持つ人間も存在した
反対に、見ている方もいろいろな見られ方をしている
著者は、多くの立場に立ち多くの真理を認める人は「広い」人とし、これらの相対的真理の上に絶対的真理を捉えようとする人を「深い人」として区別している
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