今朝、テレビを付けると草間彌生(1929-2026.8.14)の追悼番組が流れていた
富士を版画にする過程を追ったところで、昔観たようにも思ったが最後まで観ることにした
草間彌生で思い出すのは、かなり前のことになるが、日本を代表する芸術家との対談をテレビで観た時のことである
訥々とした語りではあったが、この世界の認識の深さと鋭さに大きな違いがあることが見え、強い印象を残した
それ以前にも同じようなことを感じたことがある
大江健三郎(1935-2023)が、ある文筆家とテレビで対談している時のことであった
さて、今日の番組で彫師、摺師の技を見て、改めて感銘を受ける
草間は、自分の周りを水玉で満たしていくと自分が消えていくように感じることを「自己消滅」と言っているという
興味深く聞いた
これは、彫師も水玉を彫っている時に感じたという、「いま」に集中している時に時間が消え、宙に浮いているように感じるあの感覚にも近いように見えるのだが、
草間は最後には「生命と愛の芸術家」とでも言うべき境地に辿り着き、亡くなったのではないか
以前に観た時には浮かばなかったそんな感想が浮かんできた貴重な時間となった
最後まで観ることにして良かったと言えそうである












