Jean-Simon Berthélemy (1743–1811) Alexandre coupe le noeud gordien
Gordian Knot という言葉に出会った
「ゴルディアスの結び目」と訳される
"cut the Gordian Knot" として使われることが多いという
これは、誰も解くことができなかった難題を、誰も思いつかなかった大胆な方法で一瞬にして解決することを意味する
この言葉は以下のような伝説がもとになっているようである
紀元前4世紀、アジア(現在のトルコ・アナトリア地方)にあったフリギア王国の首都ゴルディオンの神殿に、一台の牛車が奉納されていた
この牛車の車軸と横木はミズキの若枝の皮で作られた非常に頑丈な紐で、複雑に結びつけられていた
結び目は内側に隠されており、どこが紐の端なのかすら分からない
そして、「この結び目を解いた者こそが、全アジアの王になるであろう」との神託が伝わっていた
多くの英雄や賢者たちがこの結び目を解くことに挑戦したが、成功することはなかった
そこに現れたのが、アレクサンドロス大王(356–323 BCE)
彼も牛車の前に立ったが、紐を解くことができず、こう言ったという
「解き方など、どうでもよい。要するに、結び目が解ければよいのだろう」
そう言って腰の剣を抜き、複雑な結び目を一刀両断にした
そして神託通り、アレクサンドロスはアジアの覇者となった
このエピソードはいろいろな意味に解釈できそうである
結果として紐は切れたが、元々の問いに答えたと言えるかどうか
卵を立たせるために、下の部分を潰して立てたという話を思い出させる
現代であれば、深い理解よりも手っ取り早い解決という意味で使われていることもありそうだ
この話をテーマにした絵画もいろいろある
今日のものは、ジャン=シモン・ベルテレミーの作になる









