先日、クロノス症候群について触れた
人工知能(AI)が人間の仕事を奪ってしまうのではないかという不安や恐怖のことを言うようだ
天空に棲んでいると、そのような現状を実感として掴むことができなくなっている
ただ、この問題をどのような枠組みの中で考えればよいのかということに関しては、注目する必要があるだろう
わたしの場合には、特に哲学的な枠組みである
特殊な仕事をさせるために、言わば道具としてAIを使う場合(narrow AI)と総合的な仕事をさせるためのAI(general AI)は別に考えた方がよいのではないかという
前者の場合には、すでに人間を超える能力を具えたものが出来上がっているようだ
後者の場合、現状では人間のように独自にデータを集めたり、それを人間の助けを借りずに解析するところまでは行っていないらしい
今後、技術が進歩してそのレベルにまで達することも考えられる
その可能性は低くはないような予感がしているが、そこで意識のようなものが生まれ、自分で判断できるようになったとしたらどうなるか
その場合、彼らは我々のパートナーのような存在になるので、どのような扱いをすればよいのかという倫理的な問題が生じることになる
さらに、SFなどで見られるように、彼らの中に悪い奴がいて人間を滅ぼしにかかる者が出ないという保証もない
このようなことはすでに言われていると思われるが、考えるべき問題は山のようにありそうだ
地上に降りると、一気に疲れが出てきた