2023年4月1日土曜日

クロノス症候群(Cronos syndrome)、あるいは Cronos と Chronos という神





今日、フランス語圏の情報の中で "syndrome de Cronos" という言葉を発見

少なくともわたしは「クロノス症候群」という言葉を日本語で耳にしたことがなかった

英語に行ってみると、"Cronos syndrome" という言葉は存在し、「置き換えられることの恐怖」という記事が出てきた

これは人間の職が人工知能や機械など置換されることへの不安や恐怖のことで、特に ChatGPT 以来広がっているという



ここで引き合いに出されているクロノスはギリシア神話の農耕の神とされる Cronos で、ローマではサトゥルヌス(サターン)と呼ばれる

神話によれば、クロノスは天空神のウラノス地母神ガイアの息子で、権力の座にいる父を排除するために鎌で父を去勢したという

その結果、自分が権力の座につくと、同じ目に遭うのではないかとの恐怖心から、生まれた子供を次々に飲み込んでいく

最後にクロノスの妻レアの機転を利かせた計画で子のゼウスは助かり、そのゼウスによってクロノスは滅ぼされた

父親と同じ運命に陥ったことになる

最近生れている現代人の心理状況がクロノスのそれと似ていると考える人たちがいたということだろう

ここに出てきたクロノスとよく混同されるのが時間の神のクロノス(Chronos)で、混同は昔からあったという

今日、はっきりとこの2つを区別できるようになった












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