本日は午後から、拙著『免疫から哲学としての科学へ』の第1章を読む、第13回サイファイカフェSHE札幌が開催された
新しい方が1名、飛び込みの方が2名おられたため、9名という多くの参加者を迎え、盛会となった
最初に、この本がどのような意図のもとに書かれたのかについて簡単に説明した後、免疫学の歴史を振り返る第1章に入った
本章のタイトルは、「免疫学は何を説明しようとしてきたのか」で、以下のような構成になっている
1 「免疫」という言葉、あるいはメタファーについて
2 免疫学が確立される前に明らかにされていたこと
3 近代免疫学の誕生
4 新しい選択説の出現
5 免疫を担う主要要素はどのように発見されたのか
6 免疫反応の開始はどのように説明されたのか
7 クローン選択説に対抗する新しい理論的試み
8 新しい理論的枠組みを生み出すもの
今日は駆け足ではあったが、第6節まで読み終えることができた
ということで、次回は第7節から始めて第2章に入ることになる
会の詳細は、近日中に専用サイトにまとめる予定である
なお、次回の開催は8月2日(土)15:00~17:30で、会場はもう少し広いところになるかもしれない
専用サイトあるいはこのブログを注意していただければ幸いである
カフェの最中は、参加者がどのように感じているのか、なかなか察することができない
それが懇親会になると、いろいろな反応が耳に入り、興味をもって話を聞いていただいていたのだということが分かってくる
皆さん盛り上がっていたのか、本日は懇親会の2次会なるものも開かれた
珍しいことである
こちらの方も話に花が咲き、いろいろな話題が耳に入ってきた
中に、東京でやっているサイファイフォーラムFPSSのように参加者が話題提供する試みを札幌でも取り入れてはどうかという提案があった
これだけの方が参加されるということであれば、開催は可能ではないかと思われるので、どのようなスタイルにするのか、これから考えることにしたい
具体化された段階で、このブログと専用サイトでお知らせする予定である
今回も実り多い意見交換と交歓の時を持つことができた
これで今年の春のカフェ/フォーラムシリーズがすべて終了したことになる
このシリーズに参加された皆様に改めて感謝したい
夏のシリーズもよろしくお願いいたします
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