今朝はロバート・ライシュさんの駄弁りを聞くところから始まった
前々回の大統領選挙の時にも何度か見た記憶がある
鋭い観察眼と語り、ユーモアのセンスが垣間見える対談には教えられることが多かった
今回もアメリカ人ならではの物おじしない若手との掛け合いが面白いだけではなく、いろいろな考えが巡っていた
中心は、ハーバードと中国と最高裁という巨大な組織に対するトランプの態度の分析であった
ハーバード大学がトランプの要求を拒否したことを受けてのことなのだろう
詳しくはビデオをご覧いただくことにして、ここではその中にあった一つのエピソードを紹介するにとどめたい
それは、赤狩りの嵐が吹き荒れた時の公聴会での出来事である
番組の中でもその場面が流れていたが、ジョーゼフ・ウェルチという法律家の行動であった
彼は同じ事務所に所属していた若い法律家と共産党との関係をマッカーシーに執拗に問い質される
それに対して、ウェルチはこう言い放った
「上院議員。もう十分です。あなたはついに良識(decency)を失ってしまったのですか」
この発言から赤狩りの潮目が変わったと言われている
この行動に対してライシュが賞を与えたいと発言したのを見たウェルチの孫娘が、微笑ましい写真とともに手紙をくれたという
ちょっとした良い話と言ってもよいだろう
今日もよいスタートが切れそうだ
ところで、このビデオが現れたのは、数日前にカリフォルニア大学バークレー校でのライシュさんの演説を見たからだろうか
アクティブに社会に関わるご老人である
0 件のコメント:
コメントを投稿