2023年9月16日土曜日

サイファイ・フォーラムFPSSについて、そして考えるとは

































今日もこれからのことが頭に浮かんだ

その一つが「科学者のための科学の哲学フォーラム FPSS」(Forum of Philosophy of Science for Scientists)である

科学者が科学について話題提供をしながら哲学的な考察を加えるという会で、毎回2名の方が発表されている

このフォーラムを来年から年3回の開催にしてはどうかというアイディアが浮かんだ

発表と意見交換の機会を増やすことが目的である

ただし、他のカフェはこれまで通り、年2回の開催とする

この方向で可能性を検討することにした



夜、最近届いたハイデガー著『思考とは何をいうのか』(Was heisst Denken?)の英語版 What Is Called Thinking? を読み始める

思考するとはどういうことなのかを考える時に戻ってくるところなのだろうか

今日は、訳者のジェシー・グレン・グレイのイントロを読んだ

ハイデガーはまず、思考とは何ではないかを指摘する

第1に、意見や概念を持つことではない

第2に、ある状況についての考えを持つことでもない

第3に、論理的に推論して1つの結論に導くこと(raciotination)でもない

第4に、ヘーゲルが至高の思考と考えた体系化や概念化でもない

ハイデガーが考える思考は、科学のように知識を生み出すものでも、謎を解決するものでもない

科学よりも、一般に思考と考えられているものよりも、彼が考える思考は劣っている

しかし彼は、詩的であり哲学的な思考の独立した役割を明らかにする方向に動いている

ハイデガーが言う思考は、世界の在り様を具体的に見、語ることである

我々はその世界内に存在している

したがって、思考は人間であることを規定することでもある

思考しなければしないほど、我々は人間であることから遠ざかる

非体系的に、非概念的に、しかし厳密さと正確さをもって考えること

習慣となった見方を避けること

考えるとは1つの生き方のことである












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