ゲラ校正の日々である
昨日も一か所立ち止まるところがあった
読んでいるうちに、日本語の本とは全く別物のような気がしてきた
これは翻訳本について一般的に言えることかもしれない
これまでフランス語の本を2冊訳しているが、それを見て、原本とは全く違うというのが偽らざる感想であった
今回のものを全体として眺めると、科学の純専門書という印象を受ける
本のサイズが変わるかもしれないので、もしそうなるとすれば、それだけでも大きな違いになる
視界が広がり、より高いところから眺めているような感じになりそうだ
まだ前半部分だが、今回改めてそこに詰まっている事実の多さに驚いた
すべてこれまでの科学者の努力の跡なのだが、著者がそれを拾い上げていることになる
とにかく膨大な領域なので、拾い上げる人によって内容が変わってくる筈である
専門家でない読者は、それぞれの事実に付いていくのが大変そうである
ただ、事実の繋がりには注意を払っているので、話の流れはスムーズになっていることを願っている
これは最初に感じたことだが、ページ数が少ないのは校正作業にも精神的に良い影響を与えているようだ
残りもゆっくり読むという方針で当たりたい
0 件のコメント:
コメントを投稿