昨日はスローターダイクさんの後に、生物学者のトニー・ハンターさんの講義があり、聴いてから帰ることにした
わたしの科学者時代、関連領域にいた大きな存在であった
今回は4回の連続講義の最後であった
80歳になろうかという年齢だが、まだ現役で頑張っておられる
科学者でいたとすれば素晴らしいことだと思うのだろうが、今は全く違う見方になっている
この日のお話は、予後が悪いことで有名な膵臓癌の成立機構を明らかにして治療に役立てようというプロジェクトについてであった
そこに関与する因子として白血病阻止因子(Leukemia inhibitory factor: LIF)を同定し、治療にも進んでおり、有望な成績が出ているようであった
方法で新しい技術を使っていることはあるが、考え方に新しいものはない
何かが引っ掛かって来れば、その後にやることは大体決まってくる
その結果、人類の役に立つ成果が上がれば万々歳というのが科学という見方が優勢になっているように見える
わたしの免疫論では、この点についても触れている
参照していただければ幸いである
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