今朝ぼんやりしているときに浮かんできた考えである
これは以前に気付いたことなので、どこかに書いたかもしれない
特に意識していたわけではないが、現役時代は次のように考えていた節がある
それは、求めるものはここにはない、というものである
私生活でも研究生活においてもこの感覚がどこかにあったように見える
つまり、求めるものはこの先にあると思っているので、いつも待ちの状態にあったのである
今の姿は仮の姿で、本当のものはこれから現れると考えていたようなのである
そこで何が起こるのか
「いま・ここ」にあるものから考えることをせず、将来起こることをもとに考えましょうと呑気に構えるようになる
現役時代はなぜか、この考え方を検証することにはならなかった
まさに、unexamined lifeであったのだ
この考え方が変わったのが、フランスに渡ることにしたあたりであった
それは、自らの終わりを明確に意識できるようになった時でもあった
そのため、「いま・ここ」が最も重要なものになり、内外のシグナルに対する感受性がこれまでになく亢進していった
その記録は2005年から始めたブログの中にも見て取れる
未来を呑気に待つのではなく、「いま・ここ」に集中すること
そうすることによってしか、豊かな未来は見えてこない
これが信念にまでなってきたようである
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