今回の東京滞在を振り返っておきたい
月の初めにはカフェ/フォーラムを3つ開き、これからに繋がるヒントをいくつも得ることができた
その後はいろいろな方にお会いし、旧交を温めるとともに貴重なお話を伺うことになった
それから、来る前にいくつかやることを考えてきたが、それについては手を付けることにはならなかった
想像している段階とその場に身を置いた時には心の動きが自ずと異なってくる
当然のことである
それとは逆に、当初想定していなかったことがいくつか動き始めた
いずれも偶然が絡み、その流れに乗っただけのことではあったのだが、
これからどのような展開をするのか見守っていきたい
このようなことが起こるので、場所を変えることは欠かせない
この間、長い間の思索の果実である『免疫から哲学としての科学へ』が刊行された
昨日、書店に並べられているのを確認することができた
是非お読みいただき、ご批判をいただければ幸いである
本書は、昨年の『免疫学者のパリ心景』とともに、これまで抱いていた問いに対する現段階での回答という意味合いを持っている
これを一区切りとして、新たな道を歩むことができるようになった
少しだけ自由の感覚が生まれているのは嬉しい
【新刊】『免疫から哲学としての科学へ』矢倉英隆(みすず書房)現在の実証科学に感じられる不全感。その解消を哲学に求めた免疫学者が、免疫という現象について科学が明らかにした事実をもとに、そこを超えて新しい知の全体に至ろうとする「科学の形而上学化」を試みる。 pic.twitter.com/GavhUwQzMJ
— くまざわ書店武蔵小金井北口店 (@musako_n) March 24, 2023
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