今日は俳人の友人とのランデブーがあった
いつもいろいろなところに案内していただいているので、世界が広がる
今回はスペイン料理のデジュネとなった
ワインもおいしく、結構満腹になった
デジュネの後は、上野公園のカフェでゆったりとした時が流れるのを観察
桜はまだまだであった
途中、最近の日本は芯が壊れてきているのではないかというようなお話が出ていたように記憶している
思考しなく/できなくなった状態が長く続いているが、それは人間にとって基本となる教養・学問が蔑ろにされてきた結果ではないのか
自己との会話が行われず、外の世界で展開されることに条件反射して日々を終え、そして人生を終えていることを想像させる
その昔、マルティン・ブーバー(1878-1965)の『我と汝』を読まれたようだが、その世界が通じる人が周りにいなくなっているという
ヨーロッパの平均的な人が話す内容とあまりにも違うところで頭が使われているという印象を持たれることがあり、その原因は教育にありとのお考えのようだ
その観察はわたしも共有しているものである
ところで、拙著『免疫学者のパリ心景』を読了されたとのこと、有難い
そのためだと思うが、話が通じやすくなったと感じることもあった
わたしの話の引き出しを開けて見せたとも言えるので、それは当然のことだろう
これからもお元気でお過ごしいただければ幸いである
◉ 拙著新刊が今日配本になったようです
是非手に取ってお読みいただければ幸いです
【新刊】矢倉英隆『免疫から哲学としての科学へ』現在の実証科学に感じられる不全感。その解消を哲学に求めた免疫学者が提示する新たな科学のありかた。そして哲学の本来の意義。免疫が結ぶ科学と人文知。本日配本 https://t.co/uw4zdss3H4
— みすず書房 (@misuzu_shobo) March 16, 2023
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