本日「プラトン哲学からものの見方、生き方を考える」をテーマに、第11回のサイファイカフェSHE札幌が開催された
参加者は4名であったが、内2名は初めての方であった
新しく参加された方が拙著を詳しく読まれていることに驚くと同時に、サイファイ研究所ISHEの活動についても理解されていることを知り、有難く思った
今日のプログラムは、ヘラクレイトス(c. 540-c.480 BC)の哲学を参照しながら対話篇『饗宴』と『パイドン』を読み、現象界の背後にある真の世界(プラトン流に言えばイデアの世界)を意識してものを観ることの意義と、そういう観方をすること自体が人間の生き方として意味を持ってくるという認識について語り合うというものであった
さらに、真なる世界に迫った後には、その世界を現象界に浸りきっている人たちに伝えることが重要になるという考え方についても議論した
最後に、我々はいかに生きるべきなのかという問題について、わたしの考えを提示した後に意見交換をした
新しい視点が加わり、豊かな時間となったのではないだろうか
それが会の終了後にも継続したことは言うまでもない
会の詳細については、近いうちにサイトに掲載する予定である
秋に予定されている次回も再び議論が広がることを願うばかりである
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