今年の「行事」を無事に終えることができ、ホッとしているところである
振り返れば、スピノザとカンギレムの哲学を免疫理解に取り込んだ論文(Immunity in Light of Spinoza and Canguilhem)を発表したのが5年前
その内容を核としてまとめた『免疫から哲学としての科学へ』と Immunity: From Science to Philosophy を上梓することができたのは、それぞれ2年前と1年前
最近の時間の捉え方は、2007年にフランスに渡る前とは大きく異なっている
近著『生き方としての哲学:より深い幸福へ』に詳しいが、今は2007年から現在までを一塊のものとして携えて歩んでいるようなところがあるので、時間の流れを感じにくくなっている
そのため、5年前と言っても、仕事をしていた時の5年前ほどには昔に感じられないのである
いずれにせよ、その5年前の見方を一歩前に進めることができるのではないかという考えが蠢いているようなのである
ということで、その中身は吟味しておくべきではないかと考えるようになってきた
そこから抜け出すことができるのか、できないのか、今は全く見えない
見えることは、いつものようにゆっくりと眺めながら、瞑想しながら、歩むだろうということだけのようである

0 件のコメント:
コメントを投稿