昨夜は新しいサイトの「フランスに揺られながら」を読み返していた
日本からフランスに渡る前の緊張感溢れる言葉が散らばっているところである
これまでのサイトでは文字が詰まっていて、いつも見ていた景色の中で読むという印象で、気分がなかなか乗らなかった
しかし、昨日も触れたが、今度のところは白い平野が広がる中に言葉が置かれているので、非常に新鮮で読む意欲を掻き立ててくれる
当時は、期待と不安の中にいたのだろう
そして、よもや13年もの間フランスに滞在することになろうとは想像もしていなかった
あの時点から始まり現在に至るまでの18年に亘る展開も想像を超えるものがあり、その流れは今も進行中である
こうして振り返れば、あの時期は一つの「生まれ変わり」を経験していたのかもしれない
まだ確固たるものもない不安定な状態にあったものが、曲がりなりにも何かを掴み始めているような感覚の中にいる
トルストイに肖り、あの時から真に生き始めたのだとすれば、まだ18歳の若造ということになる
成人してこれからどんな大人になって行くのか
そんな感想さえ浮かんでくる不思議な時間となった
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