ヘラクレイトス(c.540-c.480 BC)について読んでいる時、次のような形容に出会った
彼は孤独の中に生き、考え、瞑想し、書き、真に禁欲的な生活をし、そして自分自身を深く探求し、分析し、知るために努めた
紀元前6世紀から5世紀にかけてイオニアのエフェソスで、60年の生涯を送ったと言われている
師につかず、弟子も取らず、隠者のように暮らしながら、自分とは何かを追求した
史上、最も孤独な哲学者と言われる
また、そのような人生からか「泣く哲学者」とも言われ、原子論を唱えた「笑う哲学者」デモクリトス(c.460-c.370 BC)と対比される
当時の自然哲学者の仕事でもあった自然についての著作を物したとされるが、現存しない
残っているのは百数十の言葉の断片だけである
しかもそれらは、曖昧で、不可解で、謎めいていると言われる
わたしが目にしたことがあるのは、例えば「同じ川に二度足を踏み入れることはない」とか「自然は身を隠すのを好む(身を隠すものである)」などである
今回読む中で、「善悪は同じである」とか「生と死は同じである」あるいは「すべてのものは対立から生まれる」という考えがあることを知った
「全ては動きの中にあり、過ぎ去り、止まるものは何もない」とする見方は、「あるものはあり、あらぬものはあらぬ。あるものは時間を超えて不変不動である」としたパルメニデス(c.520-c.450 BC)の認識と対比される
これなどは、人間の認識のあり方の代表的な対立になるのではないか
ヘラクレイトスについては、もう少し読んでいきたい
0 件のコメント:
コメントを投稿