フランスに渡って4-5年経った頃だろうか、自分の内的状態の変化について気づいたことがある
それは、何事があっても平静な状態でいられるようになったということである
仕事をしている時には、なかなかそうはいかなかった
この大きな変化は、瞑想的な生活をしているためではないかとすぐに分かった
ここで言う瞑想的な生活とは、常に自分と共に在るという感覚の中にいることである
この状態をONとすれば、仕事をしている時にはONとOFFがはっきり分かれていた、あるいは分けていたようである
それが瞑想生活で変わったということになる
今日、その状態を別の言葉で形容していた
現在の状態は、その振幅は小さいながらも常にONになっているということであった
目覚めている時は、意識が常に自分と共に在る(常に覚醒している)とでも言えばよいのだろうか
恰も、バックグラウンドノイズのように
バックグラウンドノイズと言えば、拙著『免疫から哲学としての科学へ』の第2章でも取り上げている
この場合、常に何らかの刺激が入っている状態を指していて、意識とは必ずしも関係ないのだが、、
フランスの哲学者ミシェル・セールによれば、バックグラウンドノイズは生命の基盤を構成しているという
そのようなノイズには、新しいものを生み出す力があるとも言っている
創造性は生物が持つ特徴でもあるので、そこにノイズも寄与していることになるのだろうか
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