昨日は暑くてグロッキー状態(この言葉、今使われているのだろうか)、アトリエに行く気にもならず
去年こんな状態になったという記憶はないが、それは記憶の問題なのかもしれない
仕方なくYoutubeを散策、上の映画に出くわした
どこかに超越的な何かが出てくるのかと思い、観ることにした
最初のうちは何の映画かよく分からず、観るのを止めようかとも思ったが流し続けた
その内、医学の歴史にも関わるテーマが扱われていることに気づき、最後まで観ることになった
表に出たのは小児科医のヘレン・トーシックと外科医のアルフレッド・ブラロックであった
しかし、ブラロックの助手として重要な貢献をしたヴィヴィアン・トマスという黒人技術者がいた
その事実を表に出さなかったブラロックだが、人生の最期になり、人間としての良心が蘇ったのか、トマスとの和解に至ったことを想像させる終わりになっていた
最終的にトマスの貢献は大学から認められ、名誉博士号を授与されている
また、学会からも認められ、それまでブラロック=トーシック(BT)シャント術と呼ばれていた方法がブラロック=トマス=トーシック(BTT)シャント術と呼ばれるようになっている
人種差別や研究者の倫理に関わる問題が見えてくる考えさせられる映画であった
また、アメリカ人による映画であることを強く感じさせると同時に、そこに身を置いていた時代を思い起こさせる懐かしい時間ともなった
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