本日は大阪で古い友人と会食があった
もうお一方加わる予定であったが、体調が思わしくないとのことで万全を期して欠席となった
お話は多岐に亘った
例えば、科学をどのように考えて行っていくのかという問題があるが、その中にいる大部分の人は、それが問いにさえならないという
すでに科学の中に入っているので、その中での決まりごとに気を取られ、そうしているうちにそれが全世界になり、外からの視点は完全に失われてしまう
同じようなことが、他の専門領域でも見られるのではないかと想像している
若い時に限られた教科だけしかやらない場合には、それが顕著に見られるという観察であった
広い範囲を学ぶことは、その意味では重要になるのではないだろうか
これまでにも触れているように、そのあたりに哲学的視点の欠如の一つの原因がありそうである
日本の哲学者で、自らの世界を開拓している人はどれくらいいるのかと聞かれたが、あまり読んでいないので答えることができなかった
思想的な面でどれだけ活発な活動が展開されているのか、気になるところではある
日本の中におけるヒエラルキーの中に安住しているとすれば、寂しいものがある
外に向けた思想面の発信も重視しなければならないだろう
そういう精神の動きが失われているところに、日本衰退と言われる状態を見てとることができそうだ
そのような状態の背後には、評価をする側の問題もあるように見える
他にもいろいろな話題が出ていたが、今思い出すことができた重要な点はこんなところだろうか
今日は体調が良かったのか、久し振りだったせいか、ワインがスイスイ入ってきた
またの機会に、いろいろなお話を伺いたいものである
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