2024年1月22日月曜日

カール・ポパーの『開かれた社会とその敵』を読み始める



















カール・ポパー(1902-1994)がナチズムとコミュニズムに対抗するために論陣を張った『開かれた社会とその敵』(Routledge, 1945)を就寝前に読むことにした

その理由の一つは、彼が立ち向かう全体主義の源流にプラトン(427-347 BC)を見ていたからである

階級と人種において思考し、強制収容所を提案した政治的イデオローグとして捉えていたようなのである

岩波文庫によれば、第1巻は「プラトンの呪縛」と題され、第2巻は「にせ予言者――ヘーゲル、マルクスそしてその追随者」となっている

それぞれ上下2冊の大著である

本書の執筆は、1938年3月13日に祖国オーストリアへヒトラー(1889-1945)が侵略したことを知った日に決め、1942年に終えたが、その翌年まで修正していたという


ポパーが言う開かれた社会とは、法治国家のことを指している

西洋の開かれた社会は、人類史上ずばぬけて優れた、最も自由で最も公正かる最も正義に叶った社会だという

勿論まだ完全とは言い難いが、平和、自由、正義、機会均等という理想に近づこうとして努力してきた

本書は、普通の市民が平和で信頼できる友人関係の下で生きられる社会、自由が高い価値を持つ社会、責任をもって考え行動できる社会、そして決して軽くない責任という重荷を喜んで担う社会を擁護するために書いたという

それは、我々の精神的な独立を偉大な人間、あるいは人間を超えた権威に捧げ従属するという悪弊を絶つことを意味している






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