すでに触れているが、最初のブログ「フランスに揺られながら」のプラットフォーム goo のサービスが11月で終了なるとのことで、5月に Hatena Blog に記事を移した
このブログを始めたのはフランスに渡る2年前の2005年2月なので、今年で20年が経過したことになる
当時は気づいていなかったが、それはわたしの思索生活の始まりを意味していた
今振り返ると、この20年は一つの塊としてそこにある
もう少し具体的に言うと、それ以前のように出来事が下の方にどんどん堆積していくというイメージではなく、一つの同じ平面に散らばっているという感じなのである
そのため、視点を少しだけ上の方に移動すれば、その全体を眺望できるという状態になっている
過去が埋もれてしまわないとも言えるだろう
トルストイ(1828-1910)は、意識的に生活するようになってからその人間の人生が始まると言った
もしそうだとすれば、わたしはやっと成人したことになる
随分と遅い誕生ではあったが、それを支えていたのがブログ「フランスに揺られながら」だとすれば、感慨深いものがある
幼少期の記録がそこにあるとも言えるのだが、基本となる考えの芽はすでにそこに表れているような気がしていた
Hatena Blog は読みやすいので、折に触れて読み返し、確認したいものである
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