今回の東京はトンボ返りのようなものであったが、いつものように非常に長く感じられる滞在となった
終わらないような感じとでも言えばよいのだろうか
今回の目的は、第11回のサイファイフォーラムFPSSを開催することであった
そうではあるのだが、それとは別に個人的な目的が新たに見えてきた
この滞在でもいろいろな心の動きがあり、今年後半に向けてのプロジェクトがいくつか明確になった
そうすると、プロジェクト間のバランスをどう取ればよいのかが新たな問題となるが、それも分かってきた
本当に些細な切っ掛けが視点の変換を促し、新しいところに連れて行ってくれる
ある刺激が引き起こす心の内の微妙な変化を見逃さないことが重要になることを再確認した
これからも注意深くありたいものである
昨日のFPSSでは、「目的」に関する話題が続いたが、わたしは日常における「目的」をこんな具合に捉えている
科学やプロジェクトと称する計画がしばしばやるように、仰々しくそのために歩むという対象ではない
いつも通り、日常の時間を充実させるつもりで歩むのである
そして、そこで感じる微妙な差異から何かが見えてくる
その積み重ねがある期間における成果となる
それをその期間の目的だったと考えるのである
このやり方は、到達すべきものを据えることがないので、不必要な精神的負担が全くない
その上、見えてくるものが当初は予想できなかったものであることが多いので、それだけ喜びも大きい
二重の意味で、我々の心身に善い影響を及ぼすのである
この視点から言えば、目的は排除するしないという問題の埒外で、常にそこにあるものなのである
特に、意味づけをしたい時には必須の要素である
わたしの場合、それを先に持ってこないことがポイントになる
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