自然と生命を考える
In Search of a New Philosophy of Nature and Life
2024年5月17日金曜日
最初のブログ「フランスに揺られながら」を読んで
2024年5月15日水曜日
Immunity: From Science to Philosophy の校正をやっと終える
2024年5月9日木曜日
Immunity: From Science to Philosophy をもう一度読み直すことに
本日は快晴で気持ちがよい
以前から感じてきたことだが、毎日がどっしりとそこに在るという感じで、ほとんど動かない
時が止まったような感覚の中にあるので、日々をたっぷり味わわせていただいている
これは長らく「いま・ここ」に集中してきた成果なのだろうか
そんな中、拙著 Immunity の校正は続いている
新しく現れたいくつかの問題と向き合い、修正策を考えてきた
1つの問題に対する朝は、まだその方法は頭にない
それがいつ終わるのかも分からず、時に日を跨ぐこともある
ああでもないこうでもないとやっているうちに出口が見えてくる
昨日、一先ずのところは終えることができた
このような職人的(artisanal)な作業にささやかな悦びを感じるようになって久しい
それでもなお手を加えるべきところが残っているというのが、これまでの経験であり、すべてを見透せない人間のやることなのだろう
今回が最後の校正になるので、期限ぎりぎりまで時間を使うことにした
2024年5月6日月曜日
ゲラ校正の最終盤、重要なことに気づく
拙著 Immunity の校正も最終段階に入って来た
やはり後半に入ると教科書的とは言えなくなる
そこが本書の特徴とも言えるだろう
その中に追加説明が必要な個所が見つかったのは幸いであった
自分の中で思い込みが強いと、すでに説明しているものと錯覚することがある
それが原稿の段階では気づけないのだが、ゲラになることによって見えるようになる
原稿の場合はまだ自分が書いたものというところがあるが、ゲラになると他人が書いたものとして見ることができるようになるだけでなく、視界が広がり見通しが良くなるからではないかと想像している
これまでに何度も経験していることを今回も経験することになった
残り僅かとなったが、最後まで注意深く読み進めたいものである
2024年5月5日日曜日
Immunity: From Science to Philosophy は更なる形而上学化の対象か
2024年5月4日土曜日
ポール・オースターさん 亡くなる
アメリカの作家ポール・オースター(1947年2月3日 - 2024年4月30日)さんがつい最近亡くなったことを知る
その昔、読んでいたことがある
検索したところ、最初のブログで3つほど引っ掛かって来た
Flaneur(2005.3.13)
Paul Auster 再び(2005.4.15)
わがタイプライターの物語(2006.3.28)
もう20年ほど前の記事になる
この2年後にフランスに向かっているのだから、数字だけ見るとかなり前になる
しかし、だからといって時が経つのは早いという感覚はない
むしろ、じっくり味わいながら歩んできたという印象の方が強いからだろう
上の記事の中に、英語で感動したところを日本語で読んでもそれが伝わってこなかったという一節がある
同じことはフランス語でも経験している
この経験がもたらしたものは想像できないくらいのレベルに達しているのではないか
そんな気がしている
2024年5月3日金曜日
ゲラ校正、新しい本の制作過程か
ゲラ校正の日々である
昨日も一か所立ち止まるところがあった
読んでいるうちに、日本語の本とは全く別物のような気がしてきた
これは翻訳本について一般的に言えることかもしれない
これまでフランス語の本を2冊訳しているが、それを見て、原本とは全く違うというのが偽らざる感想であった
今回のものを全体として眺めると、科学の純専門書という印象を受ける
本のサイズが変わるかもしれないので、もしそうなるとすれば、それだけでも大きな違いになる
視界が広がり、より高いところから眺めているような感じになりそうだ
まだ前半部分だが、今回改めてそこに詰まっている事実の多さに驚いた
すべてこれまでの科学者の努力の跡なのだが、著者がそれを拾い上げていることになる
とにかく膨大な領域なので、拾い上げる人によって内容が変わってくる筈である
専門家でない読者は、それぞれの事実に付いていくのが大変そうである
ただ、事実の繋がりには注意を払っているので、話の流れはスムーズになっていることを願っている
これは最初に感じたことだが、ページ数が少ないのは校正作業にも精神的に良い影響を与えているようだ
残りもゆっくり読むという方針で当たりたい
2024年5月2日木曜日
ゲラ校正、暫しの間思案する
2024年4月30日火曜日
ゲラ校正初日の感想
昨日のこと、5-6年前に作ったメガネのヒンジ部分のプラスチックがパリンといって折れてしまった
ほとんど力を加えていないので経年劣化なのか
早速メガネ屋さんに問い合わせたところ、同じ部品があるとのことでホッとした
さて、ゲラ校正だが、昨日は集中力が別のところに向かっていたので、プリントしたところで止めにした
ということで今日が初日なのだが、その感想を綴ってみたい
まず、日本語版は300ページ超だったが、英語版では160ページ程度と大幅に減っているのに驚いた
最初は、日本語の細かい言いまわしを簡潔にしたためなのかとも思ったが、それにしても違い過ぎる
暫くして(ということは、すぐにではなかったのだが)、プリントしたサイズが6x9インチになっていることに気づいた
最終的にそのまま反映されるのかどうかは分からないが、実際に手にしてみると、かなり大きな作りである
同時に、一面に文字が詰まっているという印象で厭になったが、逆に言うと、それだけの情報が目の前にあるのだから、より広い範囲を見渡せることになる
その意味では、全体を俯瞰した理解にも繋がるのではないかという気もしてきた
それと、他の人はどう感じるのか分からないが、英語で読んだ方が自分の考えがすんなり入ってくるような印象がある
また、ページ数が少ないということは、わたしのような読者には心理的によい効果を及ぼしそうである
いずれにしてもそれぞれ一長一短がありそうだ
今回はゆったりと本を読むような感覚で校正できればと考えている
2024年4月29日月曜日
Immunity: From Science to Philosophy のゲラ届く
今日も明るい日であった
季節と共に気分も春モードになっている
先日からある本を探しているのだが、まだ見つかっていない
カフェ/フォーラムに持って行ったものなので、戻すべきところは決まっていると思ったのだが、そうはなっていない
こういうことは稀ではなくなっているが、機会を改めて見直すと目の前にあったりする
今回はまだそういうことは起こっていない
ところで今日は気持ちが落ち着いていて、内的空間も広がっているように感じた
このような日は、これからに向けての道を思い描くのに向いていると思い、それを文章にすることにした
それが終わったところで読み直し、文字通り絵を描く予定であった
ところが、予想より早く拙著 Immunity のゲラが届き、上の計画は中断となった
今回の期限は2週間後となっている
最後なのでじっくり事に当たりたい