2026年11月7日土曜日

第25回サイファイカフェSHE、無事に終わる

















今日の午後、15年目のカフェになる第25回サイファイカフェSHEが開催された

本日お忙しいところ参加された皆様、ならびにこれまでに参加された多くの皆様に改めて感謝の意を表したい

流れの中にいると気づかないが、立ち止まって冷静に考えると、ほとんど奇跡に近い出来事であることが分かる

今日はそのことに触れてから会を始めた


今回のテーマは、フィリップ・クリルスキー著『免疫の科学論――複雑性と偶然性のゲーム』(みすず書房、2018)の第3部「ヒト生体防御の全体」を読むことであった

それは、著者の生体防御についての統合的見方を知ることでもある

クリルスキー氏が言う生体防御は、所謂「免疫系」による防御だけではなく、非免疫系の細胞による防御、さらにゲノムや細胞の監視機能まで含まれている

したがって、その対象となるのは、外から侵入する病原体、内部から発生するがんや自己免疫病、アレルギー、DNA複製に伴う間違いなどと幅広い

その他、以下のようなテーマが議論されていた

 ① 分子認識の特異性(実はかなり緩い)

 ② 均衡・ホメオスタシス(活性化因子と抑制因子のせめぎ合い)

 ③ ロバストネス(内外の不測の事態に対して適切に対応する能力。進化のモーターになっているか)

 ④ 記憶(個々のメモリー細胞のレベルから三次元的・組織的広がりの中で捉えられるようになっている)

 ⑤ 一つの臓器としての腸内細菌叢

 ⑥ 生体内に包含されている生体防御(概日リズム、神経内分泌系とのインターフェース、「場」の概念など)

それから免疫学の歴史とともに議論されてきた自己と非自己の識別が取り上げられていた

その問題はもういいのではないかと言う人もいるようだが、クリルスキー氏はしっかり考えようとしている

ただ、明確に理解できるところまではいかなかった

それだけ問題は単純ではないということなのだろう

最後に、細胞の「知性」や生物の論理について考察を加えて終わっていた

詳細は、近いうちにサイトにまとめる予定なので訪問していただければ幸いである























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