2025年8月29日金曜日

ピエール・アドーの古代哲学分析を読む


























このところ、ベルクソンカフェについて振り返っていた

カフェ開店から5回に亘って取り上げたピエール・アドー(1922-2010)のセクションをやっと終えることができた

一日にかける時間に限りがあるためか、一か月かかったことになる

カフェ/フォーラムのまとめもそうだが、短時間で終わらせるよりは、しばらくの間その題材と付き合うという心の状態が気に入ってきたようである

書く前よりは像が明確になってきたとは思うが、提示の仕方には更なる工夫をしてみたいものである

来週からアドーの次に取り上げたアラン・バディウ(1937-)に当たることになる

どのような展開になるのか、いつものように分らないが、こちらもひと月くらいは予定しておいた方がよさそうである



ところで、今日は午後から古い友人とのお茶があった

時間と場所が次々に変わるスリリングなスタートでどうなるのかと思ったが、現世における話題をいろいろ仕入れることができたのは幸いであった

こういう機会を得ると、我が生活はやはり天空に在ることを再確認することになる 

アドーによれば、古代哲学で重要になるのは宇宙的意識(conscience cosmique)だという

それは、宇宙という「全体」から見渡す普遍的な視点を獲得することにより身につくもののようである

毎日、天空に身を置いていると感じているのであれば、少しはその意識に近づいているのではないだろうか

そう思いたいところである

古代哲学についての概観が得られるようになると、わたしの生きる基盤になっている哲学のかなりの部分が古代からのものであることに気づく

ホワイトヘッド(1861-1947)ではないが、古代哲学の中に生きる上で重要になることが尽きているのではないか

とでも言いたい気分になってくる











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