2024年9月17日火曜日

中秋の名月を眺めて、この秋を思う

























今週から本格的な秋モードに入ってきたような感じがする

一方に、秋のカフェ/フォーラムの準備がある

偶然にも、ソクラテス以前の哲学者パルメニデスが、サイファイカフェSHE札幌とベルクソンカフェで取り上げられる

それからプラトンと科学について、サイファイフォーラムFPSSで話す予定になっている

古代ギリシアがそこにある

カフェフィロPAWLでは、韓国出身の哲学者ビョンチョル・ハンさんの瞑想生活についての省察を読み、活動しないことの意味について考える予定である

最後のサイファイカフェSHEでは、拙著『免疫から哲学としての科学へ』を読みながら、免疫についての認識を深めることになっている

これは4回のシリーズで行われるが、第1回は第1章をテクストとして免疫学の歴史を振り返る予定である

関心のあるテーマがありましたら、参加していただければ幸いです



もう一方には、これからに向けて固まってきたテーマがある

こちらは複合的なものになりそうなので、重点的に進めるものはあるが、全体に目をやりながら歩むことになるだろう











2024年9月11日水曜日

サイファイ研究所 ISHE のメンバーについて


























サイファイ研 ISHE において、やや大げさですが、新しいシステムを導入することにいたしました

その発端は、この夏のサイファイフォーラムFPSS(7月13日開催)での参加者からの提案に遡ります

それは、当研究所に所属しているという意味を持たせた立場を設けてはどうかということではなかったかと理解しました

そのような対象として見られていることに驚いたわけですが、この間、その可能性について考えておりました

現在までに、以下のようなところに考えがまとまってきましたので紹介いたします

 1)この夏の提案を受け入れ、研究会であれば会員、研究所であれば研究員に当たる「メンバー」を設ける

 2)これからの活動に参加されることが期待される方にメンバーとして加わっていただく
   具体的には、コロナ以降の会に参加された方、これから参加される方をメンバーとする

 3)メンバーになることによって、いかなる義務も発生するものではない

という大雑把なものですが、この案については、秋のカフェ/フォーラムに参加される皆様のご意見も参考にしながら最終決定をすることにしたいと思っております


ご理解のほど、よろしくお願いいたします










2024年9月6日金曜日

サイファイ研 ISHE主催 秋のカフェ/フォーラムのご案内


































サイファイ研究所 ISHEによる秋のカフェ/フォーラムの予定が以下のように決まりました

詳細は各サイトをご覧いただければ幸いです

興味をお持ちの方の参加をお待ちしております

よろしくお願いいたします


矢倉英隆


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◉ 2024年10月19日(土)第12回サイファイカフェSHE 札幌

テーマ: 最初の形而上学者パルメニデス

会場: 京王プレリアホテル札幌 会議室




◉ 2024年11月5日(火)第10回ベルクソンカフェ

テーマ: J・F・マッテイの『古代思想』を読む(3)パルメニデス

会場: 恵比寿カルフール B会議室




◉ 2024年11月9日(土)第12回サイファイフォーラムFPSS

プログラム:

 ① 矢倉英隆: シリーズ「科学と哲学」⑥ 科学の創始者としてのプラトン

 ② 尾内達也: TB-LB Theory 2.0

 ③ 阿戸 学: 日本の背骨としての仏教思想

会場: 恵比寿カルフール C会議室




◉ 2024年11月12日(火)第12回カフェフィロPAWL

テーマ: 「瞑想的生活、あるいは活動しないこと」について考える

     ――ビョンチョル・ハンを導き手として――

会場: 恵比寿カルフール B会議室




◉ 2024年11月15日(金)第19回サイファイカフェSHE

テーマ: シリーズ『免疫から哲学としての科学へ』を読む  

    (1)免疫のメカニズムが見えてくるまで

会場: 恵比寿カルフール B会議室



* このシリーズのこれからの予定は、以下のようになっております

 第2回: 2025年3月(第20回SHE) 自己を認識し、他者を受け容れる

 第3回: 2025年7月(第21回SHE) 個体レベルと生物界レベルの免疫 

 第4回: 2025年11月(第22回SHE) 免疫の形而上学









2024年9月3日火曜日

原点から現在を見直しては


























このところ、18年前に書いたものを読み直していた

フランスに渡る1年ほど前のものである

当時はかなり真剣にいろいろなことに対していたことが見えてきた

暫く忘れていたのだが、その後の歩みの核になるようなもの、原点のようなものがそこにあるような気がしてきた

このあたりをもう少し掘り下げてみてはどうだろうか

そんなアイディアが頭を過った


上で、「当時は」真剣に対していたと書いたが、それは今も変わらないはずである

哲学の歩みは終わりなき探求の中にあるのだから

当時すでにそのことは認識していたことも分かった

久し振りに気持ちが洗われるような時間となった








2024年9月1日日曜日

秋に向けての道筋は見えてきた?


























今日から9月

振り返れば、Immunity のゲラが手元から離れた6月からの3ヶ月は、これからを模索する時期だったようだ

最初はかなり漠然と思い描いていたが、この1~2か月はそれをできるだけ具体化しようとしていた

8月に入ってからは、具体化されたプロジェ間のプライオリティが定まらず、毎日変わっていた時もあった

そして数日前、これまで考えていたものが後景に下がり、想像もしていなかったものが前面に出てきた

これで当分は決まりだと思いたいところだが、まだ分からない

やりながら、違和感を覚えることがなければ続くことになるのだろう

年末にどのような振り返りをしているのか、興味が湧いてくる



それから、秋のカフェ/フォーラムのプログラムを公表する時期が近づいてきた

今は、フォーラムFPSSの話題提供者から要旨が送られて来るのを待っている状態である

自らの準備もゆっくりと始めたいものである