今日は第21回のサイファイカフェSHEを開催し、拙著『免疫から哲学としての科学へ』を読みながら、免疫というものについて考えた
お忙しい中、また猛暑の中、お集まりいただいた皆様には改めて感謝したい
お陰様で、充実した議論ができたのではないだろうか
今日具体的にやったことは、前回積み残した第2章の最後の節「オーガニズムとは」から始めて、第3章「オーガニズムレベルの免疫システム」、さらに第4章の生物界における免疫システムを概観するところまでを読んだ
第4章の残りの3節は時間切れで、次回に回すことになった
今日の全体を通しての印象は、免疫なる機能が生物界に広く存在していること、その意味では生命の分布と重なること、また免疫機能は生体全体で担われていること、免疫内のサブシステムとしてこれまで考えられていた自然免疫と獲得免疫の境界もぼやけてきたこと、など視野を全体に広げることが迫られているということであった
免疫システムの捉え方も言葉の使い方も考え直さなければならない時期に来ているように見える
詳細については、近いうちに専用サイトにまとめる予定である
そちらを参照していただければ幸いである
なお、最終回の読書会は11月14日(金)の開催予定で、免疫の形而上学について議論することになっている
皆様の参加をお待ちしております
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